りんごの「ペクチン」が放射能の排出に有効

【管理人より】

放射能による被曝を避ける根本対策は「汚染から遠ざかること」です。

あくまでこのことを再優先にしていただき、何かしらの事情でどうしても避難や移住ができない方を想定し、出来る限りの対策をするという意味で、本ブログの記事を書いています。

各人の体質も大きいことと思いますが、体の免疫を強めることが何より鍵だと思っています。



チェルノブイリ事故においては、子どもの体内にセシウムなどの放射性物質が吸収されてしまうことを防ぐために、アップルペクチンが与えられていました。

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ペクチンと放射能排出効果

ペクチンに放射能(放射性物質)の排出効果があるとされているのは、実際にチェルノブイリ事故後にペクチンが投与され、排出を促進させる効果があることが確認されたことからです。

第4章第13節 チェルノブイリの放射性核種を除去する

実践的な観点からいうと、アップルペクチン(訳注5)を含む栄養補助食品を手当てに用いることで、特にセシウム137の効果的な除去に役立つ可能性がある。

1996年から2007年のあいだに、合計16万人を超えるベラルーシの子どもたちが、18日間から25日間にわたってペクチン含有補助食品の投与を受けた(1回5グラムを日に2回)。

その結果、ペクチン性補助食品による1度の手当てごとに、子どもたちの臓器に蓄積されたセシウム137のレベルは平均30〜40%減少した。

放射能に汚染された食物の摂取が避けられない状況において、人々を被曝から守るもっとも効果的な方法のひとつは、りんご、カラント(すぐり)、ぶどう、海草などを用いて様々なベクチンベースの栄養補助食品や飲み物を製造し、それを摂取して放射性物質を体外に排出することである。

「りんご(ペクチン)は放射能物質(セシウム137)の排出に役立ちます」
ベラルーシのネステレンコ博士

「チェリノブイリの原発事故で放射能汚染された食品を知らずに何年間も食べ続けることで内部被爆し、いろんな慢性的な疾病に苦しんでいた子供たちにリンゴペクチン( Apple pectin )を与えたところ疾病を引き起こす元凶のひとつである体内に蓄積し残留したセシウム137を体内から減らすことに貢献したという嬉しい研究報告書がありました・・・

りんごペクチンを16日間経口摂取したところ、体重1kgあたり38.4 ± 2.4 ベクレルの放射能( 放射線量 )が検出された子供たちの群では39%、体重1kgあたり122 ±18.5 ベクレルの放射能( 放射線量 )が検出された子供たちの群では28%、摂取前よりも体重1kgあたりの放射能(放射線量)が、それぞれ減少したのだとか。

食品のなかには、放射性物質に直接結びついて、それが体内に吸収されるのを防止したり、放射性物質の活性を低下させたり、その排泄を促す作用のあるものが幾つかあって、なかでも、りんごペクチンは、主に胃や小腸等の消化管で放射性物質( Cs137 )をイオン結合させることで取り込んで体外に排出する働きが強いようです。

上記の論文にもありますようにネステレンコ博士は、長年の研究でリンゴペクチンを摂取するとCs137を体外に排出しやすくなることを突き止めて・・・

こういった結果を踏まえて、実際に、チェルノブイリで内部被爆の著しい子供達にリンゴペクチンをベースにした錠剤( ビタペクト2 )を処方することで、大きな成果を挙げているのだそうです。

水に溶ける錠剤で、大人でも子どもでも、これを一ヶ月間服用すれば30%から40%の放射性物質を体外に排出できるのだとか」

りんご繊維(ペクチン)は体内被ばく減少効果が高い
富山大学名誉教授で医学博士の田沢賢次氏

5/31東奥日報新聞に記載された記事によると、「原発と食の安全」と題した講演会の中で紹介されたといいます。

新聞記事によると、富山大学の名誉教授で医学博士の田沢賢次氏が、りんごに含まれる含まれる食物繊維(アップルペクチン)には、体内に入った放射性セシウムを除去する効果や、大腸がんの予防に効果がみられることなど紹介した。

1986年のチュルノブイリ原発事故で内部被ばくした子供にアップルペクチンを与え、体内のセシウム137の放射能の量がどう変化するかを研究した学識者の論文を説明。通常の食事の場合、3週間後に13.9%減少したが、アップルペクチンも合わせて与えた場合は63.6%減少したという。

田沢氏はりんご以外にも、ぶどうや海藻類などペクチンを含む食べ物を積極的に取ることが被ばく予防に効果的だと述べ、りんごの品種別では王林にもっともペクチンの含有量が多いことなどを紹介した。

ペクチンに放射能排出の効果がある説・効果がない説

091466放射能(放射性物質)の排出に効果があるとされる説と、効果がないとされる説があります。

前述のペクチンにより放射能排出の効果が見られたという報告に対し、放射能防御で著名となっているバンダジェフスキー博士、カルディコット博士、木下黄太氏などは「効果はない」という主張をしているようです。

バンダジェフスキー博士のペクチンへの見解について

「ペクチンが人体から放射性核種を取り除くと言う問題を解決することができるとは、思いません。」

しかしこれは木下黄太氏のブログ内における記載であり、過去にバンダジェフスキー博士は以下のように論文に記していたともされています。

「体内に取り込まれたセシウムを体外に除去するための治療として、粘土質を加えたペクチン製剤のペクトパルはもっとも有望な製剤のひとつである。」(論文「放射性セシウムが人体に与える 医学的生物学的影響」より)

バンダジェフスキー博士は、ペクチンによる効果を完全否定してるのではない様子が見られますが、根本的な解決にはならないというスタンスとも取れますし、木下黄太氏のブログに書かれたことが捻じ曲げられてる可能性も考えられます。

ペクチンにやはり効果が見られるとして、いずれにしろペクチンも長期間にわたって摂取したり、過剰に摂取することは、逆効果をもたらすこともわかっています。

上記リンク内にも記載がありますが、長期間使用すると、体に必要なビタミン・ミネラル類も排出されるとされています。

摂取の仕方は、「1年に4回の摂取が望ましい。」とされています。1年のうち1ヶ月飲んで、2ヶ月休み・・・を繰り返しなさい、ということです。

しかもこれは放射能汚染地域に住み続けている人を対象した飲み方で、また摂取する量についても一度に飲みすぎると、下痢や腹痛を起こすのでよくないとされています。

バンダジェフスキー氏の妻ガリーナ・バンダジェフスキー氏も、「経口摂取されたペクチンは消化管内でセシウムと結合して体外への排出を促進する効果がある」と論文を発表しています。

ペクチンは効果がないといっているわけではなく、ある程度の助けにはなるものの、それに全依存出来る性質のものではなく、応急処置的な対策にはなっても、根本的な解決−全排出が望めるものではない、という解釈もできるでしょう。

それを前提に、適度な量やタイミングで取り入れるのならば、完全には無理でも、「少しでも防ぐ」という観点での助けにはなることでしょう。

あくまでも最善は、体内被曝をしないこと・減らすことにあります。「体内に取り込まないこと」それが最優先の課題です。可能な限り、食を含め汚染のない所への避難です。

しかしこの放射能に関係したペクチン効果に限らず、食物繊維として体に必要な栄養素として大事な役目も果たしています。以下の効用もあるとされています。

  • 整腸作用
  • コレステロールを低下させる作用
  • アレルギーを緩和させる作用
  • 便秘や下痢を解消させる作用
  • 血糖値上昇をおさえる作用
  • 疲労回復作用

「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざもあるよう、りんごにはすぐれた健康効果があります。

放射能防御・排出に限らず、意識して摂取することに越したことはありませんね。

ペクチンが含まれた食べ物

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ペクチンは主に以下の食べ物に含まれています。

  • 柑橘類
  • ドライフルーツ
  • ゼリー
  • ジャム
  • にんじん
  • パブリカ
  • ナス
  • キャベツ
  • 大根
  • すいか
  • いちご
  • さくらんぼ
  • いちご
  • レモン
  • いちじく

ペクチンの摂取

【ペクチンの作り方】りんごペクチンを自分で作ってみる

りんごペクチンは自分で作ることもできます。以下を参照させていただきました。

りんごペクチンの作り方

<材料>
リンゴ 200g
水 400cc
レモン汁 20cc

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【1】リンゴは4等分に切り、種の部分を取り除きます。

【2】4等分したりんごを、5ミリくらいの幅のいちょう切りにします。酸性に強いホーロー鍋や耐熱ガラス、土鍋などに入れ、水、砂糖、レモン汁を加えて火にかけます。沸騰したら火を中火~弱火にして30分くらい煮ます。煮る時は、水分があまり飛ばないように蓋をして煮ます。

【3】煮たりんごが冷めてから、漉し布を使って漉します。漉したものがペクチン液です。

【4】容器に入れ、封をして保存します。

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<上記からゼリー状に固める方法>

【5】鍋に20ccのペクチン液と20gのさとうを入れて、中火5~10分煮て水分を飛ばします。

【6】水分を飛ばしたペクチン液を器に入れ、冷蔵庫に入れて1時間くらい冷やします。冷えたペクチン液の固まり具合を確認します。固いようでしたら、使うときは少な目に入れます。緩い場合は多めに使う必要があります。どちらにしても、使うときは固まり具合を見ながら調整してください。

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ペクチンのサプリメントを活用する

上記にあげた果物野菜を摂取することでペクチンの摂取ができますが、ペクチンのサプリメントの活用も1つです。以下は海外より買えるりんごペクチンのサプリメントです。

アップルペクチン 700mg 120粒

NOW社のナチュラルな水溶性食物繊維アップルペクチンを豊富に含有した製品です。食品として1日1~3粒を目安にお水などでお召し上がり下さい。

アップルペクチン(りんごペクチン) 300mg 250粒

Swanson社の「アップルペクチン(りんごペクチン)」は、1粒に300mg配合。1日の目安量で900~1800mgと調整しながら補給ができます。

 
 

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